夢
うとうとしていて夢をみた。
同期入社で2つ下。
ほとんど頂点まで昇進したという話を聞いている。
大学におさまった旦那が、青山の施設(なぜ青山という地名が出てきたのか分からないが)に展示しているという。
その旦那を車で迎えに来た。
展示物は会社の物だが、もういらないので大学に引き取る。
どこに住んでいるのかを尋ねると、前にも行った川崎の西隣にあるマンションに住み続けている。
実際には、以前に行ったマンションは横浜にあったが。
そこで目が覚めた。
また寝てしまった。
今度は同じ布団で寝ていた。
何かを話そうとして、目が覚めた。
少し息子と話して、また寝てしまった。
どこか分からないが、夢によくみる坂道の曲がり角。
私が歩いていたら、自転車をおして歩いているところに出会った。
何をしているのかと聞けば、以前に付き合いのあった人を待っていると言う。
彼女とは6年の付き合いの後、婚約し、式場まで予約していた。
しかしその途中で両親が反対しだした。
それが原因で心が疲弊し、身体症状まで現れた彼女を理解してあげられなかった。
結局別れることになり、数日間は何もできず、ただ部屋で呆然としていた。
残ったのは婚約指輪のローンだけだった。
その後の話は別の機会にまわす。
脱線したが、そこに彼女が帰ってきた。
私が勧めた資格を取り、既に結婚していると聞いていた。
彼女の住まいは、入社したときのマンション。
既にオートロックの番号も忘れている。
彼女らについて入り、部屋のドアを開けた。
50㎡以上もある1Kで、楽器を持った多数の男が、ヤク中のような目付きで壁にもたれかかっている。
向かい側でひとりひたすらエレキギターを磨いている男が旦那。
どういうわけか、写真で知っていた。
そこで目が覚めた。
彼女との結婚と昇進を逃した。
何度となく「人生の敗者」とつぶやいた。
債務超過とも言える借金を除けば、息子との生活に不満はない
と言えばウソになる。
ただ、それらの過程がなければ息子との出会いはなかった。
仕事以外の人とのつながりもなかった。
ひょっとすると「人生の敗者」でないのかも知れない。